本の奥付表示「版」「刷」「初版」の違いについて

本の奥付表示には「版」と「刷」というものがあります。
※奥付表示とは…
書物の末尾に、書名・著者・発行者・印刷者・出版年月日・定価などを記した部分。

「版」は「原版(マスター)のバージョン」です。
「もとの原稿」と考えるとわかりやすいかと思います。
出版後に見つかったミスの修正などで、原版を変更することがあります。
原版を変更すると、版に+1されます。

「刷」は印刷の回数です。
例えば、初回(第一刷)は「10万部」印刷し販売します。
売れ行きが好調で「増刷(重版)」するときに「第二刷」で
もう10万部印刷しようということになります。

刷が違っても、版が同じであれば、本の内容は同じです。
2版発行なので初版とは内容が多少異なります。
「初版」と「初版第一刷」は同じ意味?

出版社による奥付表示の仕方の違いです。
(1)が正式な初版印刷の表示です。
この3種類がいわゆる「初版」と言われている表示です。

(1)初版第1刷
(2)初版
(3)第1刷

2回目の印刷の奥付表示は下記のとおり。
(1)が正式な第2回目の印刷の表示です。
この3種類がいわゆる「再版」と言われている表示です。

(1)初版第2刷
(2)2版
(3)第2刷

初版=初版
第1刷=初版
初版第1刷=初版
初版第2刷=初版とあっても初回分ではなくなり再販本という扱いになります。

ヤフオクやAmazonマーケットプレイスでは初版本は…
コレクター性が高く価値が高くなる傾向にあります。
出品を考えている本が初版本でしたらタイトルや目立つ位置に
【初版本】と書いておくと落札価格が上がるかもしれません。